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ぶらり旅行記

 

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Data No. BT-32


Data: 
 訪問地:北海道各地
 旅行日:2018年6月下旬
 天 候:晴時々曇り
 同行者:汽車旅仲間と

 

がんばろう北海道!

がんばろうニッポン! 

景色も食も気候も素晴らしい

北海道の楽しい汽車旅 

 

 

 

胸の痛む大水害、台風、震災

  今年の日本は、本当に自然災害が多発して、大変です。西日本の豪雨被害、大阪地震、連続して押し寄せる台風、2ヶ月以上に及ぶ記録的な猛暑、そして北海道の大地震。この地球はいったいどうなってしまうのか。私にとって特にショックだったのは、大地震後の北海道全域での停電です。涼しい季節ならばともかく、あの40度近い猛暑の日々に震災が発生して、停電が2日も続いてエアコンが使えなくなったら、私など、間違いなく死にます...。

  今年は豪雨被害の岡山県、震災に遭った北海道などを、無事に旅してきましたが、今は観光客が激減しているようです。しかし、元々、自然も、食も、気候も快適な、大好きな地域です。いずれは客足は必ず戻るし、私も今後何度でも訪れたい。

  そんな北海道へのエールと、6月下旬の汽車旅の思い出を兼ねて、旅写真を少しばかりご紹介します。

 

北海道新幹線で函館へ

  6月下旬、5日間の旅の初日は、東京駅を9:36に出る最速の北海道新幹線「はやぶさ11号」に乗車。4時間2分で、新函館駅に到着し、在来線の快速電車に乗り、14:00過ぎに函館駅到着。東京駅からざっと4時間半の旅。飛行機の方がずっと早いですが、羽田空港まで行く手間と時間、手荷物検査や搭乗前手続き、水平飛行になるまで、狭い座席での飲食もリクライニングも不可。それが新幹線ならば東京都心の駅から、発車1分前でも乗車して席に落ち着いたら、すぐにでも缶ビールをプシューとできる。座席もゆったり。ひとそれぞれでしょうが、4時間台程度ならば、私は断然新幹線派です。

   
   東京駅からはやぶさに乗って           新函館から、はこだてライナーで函館駅に       函館での夕食は海鮮居酒屋で 

     
                  エビ、アスパラ、うに、イカ刺し、大きなホッケなど みんな新鮮で超美味!

  函館は、もう何度も訪れているので、観光地めぐりは割愛です。午後3時前に、温泉大浴場付ホテルパコ函館に投宿し、休憩してゆったり温泉を楽しみ、それだけが函館での目的であった、海鮮料理を楽しめる居酒屋での夕食です。料理も旨いし、生ビールも旨い。

  函館市の観光案内は、こちら(函館市観光協会HP)

 

十勝への汽車旅

  旅の二日目、函館から十勝方面への汽車旅です。8:53発の札幌行特急の自由席で南千歳へ。そこで釧路行特急に乗り換えて、十勝ワインの名所、池田町へ。山を眺め、海を眺め、噴火湾をぐるりと半周するルートです。

   
  朝、ホテルの部屋からは下北半島が         今日も元気に、函館を出発!          札幌行特急スーパー北斗5号

   
   車窓からの大沼公園と駒ヶ岳         白老付近からは樽前山が             南千歳で釧路行特急に乗り換え

  午後2時過ぎ、池田駅に到着。そこから徒歩約10分の「池田ワイン城」を訪ねます。大きな立派な建物内で、ワイン貯蔵庫や製造工程などを眺め、ギフトショップでお買い物。ちょっとだけ白ワインの無料試飲がありました。大きな施設なので、もうちょっと種類の違うワインの味比べコーナーや、動いている工程などもあるかと思ったが、意外とそっけない施設でした。山梨の勝沼あたりのワイナリー方が、ずっとサービスが良いかな。

   
  池田駅から徒歩10分の池田ワイン城          ワインの貯蔵庫などを見物           周囲はぶどう畑です

    
   帯広はモダンで大きな街 駅前の温泉付ホテルに投宿        夕食は街中で十勝牛を使った韓国焼肉などを

  この日は帯広に戻り、駅前にある温泉大浴場付、「ホテルルートイン帯広駅前」に投宿。帯広は初めての滞在でしたが、モダンで大きな街だったのに驚いた。夕食は、韓国焼肉店で、十勝牛と十勝ワインをいただきました。もちろん、とても美味。

 

富良野のラベンダー畑、美瑛のうねる大地

  旅の3日目は、駅レンタカーを借りて、狩勝峠を越え、富良野盆地に降り、ラベンダーの名所を訪ね、美瑛を経由して、旭川駅で乗り捨てし、特急列車で札幌に。帯広からは富良野へ行く鉄道路線の一部が、水害の影響で不通のため、レンタカーでの移動としました。

  
      ファーム富田でラベンダー畑を見物 良い香りが漂います                        菜の花畑も

  
       懐かしい十勝岳 (2,077m)                                     園内は中国と台湾からの観光客で大賑わい

  正午過ぎ、富良野盆地にある ラベンダーの名所、「ファーム富田」 を探訪。ラベンダーは、まあまあの見頃でしょうか。ポスターなどで見かけるカラフルな数種類の花畑は、まだ数週間早すぎたとのこと。園内はラベンダーの香りが漂い、背後は、私には懐かしい十勝岳連峰が聳えます。

     
         美瑛のセブンスターの木                     大きくうねる大地に馬鈴薯畑など

  富良野から北上し、美瑛で「セブンスターの木」を見物。地域タバコの包装紙に使われた景色だそうな。関東に住んでいた身には、ほとんど馴染みの無いものですが、ちょっとした絵になる風景ではあります。周辺は雄大な、大きくうねる大地に馬鈴薯などの畑が広がり、これもちょっとした見ものです。

 

旭川〜札幌〜そして登別温泉

  旭川でレンタカーを返車後、駅近くの「大雪地ビール館」を訪問するが、予約無しでは入れず、旭川駅で軽食をとり、特急電車で札幌へ。札幌では、すすき野のアパホテルに投宿。札幌市内の温泉付ホテルは高額なので、やむなく普通のビジネスホテルにしました。夕食には、ホテル近くでジンギスカンをたっぶりと堪能。私は、ここで札幌の観光案内など書きますまい。

   
   登別駅ではクマがお出迎え           一つの町のように巨大な第一滝本館    第一滝本館は地獄谷を独り占めするよう

  旅の4日目の朝は雨模様。市内見物は割愛し、札幌駅から室蘭行特急で、登別駅に。駅からはタクシーで10分、登別温泉「滝本イン」に投宿。なんと午後1時で、快くチェックインさせていただきました。ここは2007年にも滞在したことがあり(当時のレポ)、普通の温泉旅館では難しい「おひとりさま」も大歓迎の宿です。目の前にある巨大な温泉旅館「第一滝本館」の姉妹館なので、そこの巨大な大浴場を自由に利用できます。

  
 旅最後の夕食はホテル内でバイキング 十勝ワインがとても美味        旅4日目〜5日目の特急列車の走行ルート

 

ありがとう北海道、頑張ろう北海道!

   
 旅最後の朝食はちょっと祝杯         車販の十勝アイスクリームが美味!       北海道の駅弁を味わいながら帰京

  5日間の汽車旅は、つつがなく完了しました。天気にも、まずまず恵まれました。最終日、登別からは新函館に戻り、午後の新幹線はやぶさで帰京。しかし、その翌週に、旭川近辺で豪雨被害、そして9月6日に震度7の大地震が発生。本当に驚き、胸が痛みます。

  北海道に限らず、今年はやたらと自然災害がひどい。被災された地域の方々に、心からのお見舞いを申し上げると共に、一日も早い復興を望みます。大好きな北海道は、これからも幾度でも訪れるでしょう。良い景色を眺め、美味しいものを食べ、自分自身に対する元気をもらうためにも。

  がんばろう北海道!がんばろうニッポン!そして、がんばれ西武ライオンズ!■

(このレポは、2018年9月15日掲載)

● 探訪した名所の各地案内は、本文中のアンダーライン個所からアクセスできます

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