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Data No. 209 |
秘湯探訪 |
西吾妻山 秘湯探訪 五色温泉
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米沢山中の秘湯、五色温泉へ 予報を信じて、土曜日の登山はあきらめ、東北道を北上。会津喜多方でラーメンを食べ、雨の中、R121を北上。米沢市郊外の狭い山道を延々とドライブし、秘湯の宿・五色温泉「宗川旅館」に早々にチェックイン。「むねかわ」旅館ではなく、「そうかわ」と読むそうだ。 学校みたいに、大きな木造の古びた建物だ。昔はスキー客で賑わったのであろう。建て増しを繰り返した、迷路のような館内を案内されて、水墨画のような山の景色が眺められる部屋に落ち着く。休憩後、せっかくだから、雨の中の露天風呂へ。玄関から傘を差して、5分ほど下ったところだ。どうか、クマが出ませんように。 雑木林の中、雨避けも無い脱衣場だ。それでも根性で入浴。雨に打たれながら、湯船につかる。湯はくせの無い、無色透明の「単純泉」。肌触りがとても良い。なによりも、大自然の森の中の湯だ。見上げればブナ林の緑が、雨の勢いを緩和してくれている。先客の老爺と、しばし話が弾む。 露天風呂に引き続き、館内の大浴場も探訪。湯質は、露天風呂よりも成分が濃いように思う。しかし、建物が大きな割に、浴室が小さすぎると感じるのは私だけではないだろう。洗い場が4人分しかない。これで混雑時に、客をさばけるのかな...。 夕食は米沢牛!朝食はマツタケご飯! 待望の夕食は、米沢牛のすき焼きが目玉。グループごとに個室を提供してくれるのがありがたい。他の山里料理もとても美味しかった。山行の前祝で、お酒もおいしくいただく。翌朝の朝食は、山へ行くので、やや早めにお願いしたが、温かい料理にマツタケご飯が出て、大いに喜んだ。この宿泊は、20%の「早期予約割引」付で、8,550円。お得感、ばっちりです。 いざ西吾妻山へ 温泉に泊まったら、チェックアウト時間までゆっくりしたいもの。でも、今回のメイン行事の西吾妻山登山も、皆さんが楽しみにしていたイベントだ。後ろ髪を引かれる思いで、旅館を8:30に出発。国道13号を少し戻り、山道を西吾妻山の登山口である白布温泉を目指す。天気は概ね曇りだが、青空ものぞいている。遠望も利いているので、期待して行こう。 9:40に白布温泉の天元台ゴンドラ駅に到着し、10:00のゴンドラに乗る。終点の天元台は、ホテルやペンションが立ち並ぶスキー場の基地だ。しかし、ここはまだ登山口ではない。出発点は、更にスキー場のリフトを3回も乗り継いだ、標高1,820mの「北望台」というところ。西吾妻山は、私にとって3度目の訪問だ。初回(1992年)のレポはこちらを参照してください。 花に感動、山頂への道 歩いたコースは、ほとんど同じなので、詳細レポは繰り返さず、ハイライト写真をご紹介します。初回登頂時から20年以上経って自分も年をとりました。昔の2~3割増しのコースタイムで歩きます。 西吾妻山と梵天岩が見えてきた 山道で出逢った可憐な花たち ちょっと雲行きが心配、梵天岩で 12:45 天狗岩からの山頂、もう少し! 天狗岩に戻って祝杯+ランチです 13:40 往路を戻り、15:45第一リフト下に帰着
いつも新鮮な感動を与えてくれる山 今回で3度目の西吾妻山登頂だった。しかし、人間の記憶なんて、ある程度は揮発性だ。「ああ、懐かしい」、という場面もあれば、「あれ、こんなとこ歩いたっけ?」と首をかしげる場面も多い。今、やはり若かった頃よりも身体はきつい。しかし、過去2回の訪問では見られなかった(記憶に無かった)素晴らしい花畑に感動した。初回のときは、純白のワタスゲが主役だった。今回、ワタスゲは雨にしおれていて、ありゃ~...と、がっかりした直後に、出くわしたのがカラフルな花畑だった。 私自身は、この山を3回訪問して、3回感動した。そして、この山行を楽しみに待ち、初めてこの山を訪れた、同行の皆さんも、喜び、感動してくれたことが、もっとうれしいことです。■
秘湯五色温泉探訪と花の西吾妻山行程: 2013年7月27日(土曜) 7月27日(日曜) |
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