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Data No. BT-30


Data: 
 訪問地:茨城県大洗、大子町など
 旅行日:2017年9月下旬の平日
 天 候:晴後曇後時々雨
 同行者:お風呂&一杯仲間の昔の若者6名で 

 

常陸の国へ

激安一泊旅行

大洗、大子温泉、袋田の滝 

 

 

 

なかなか行けない常陸の国

  常陸(ひたち)の国(茨城県)は、私自身、同じ関東の埼玉県に居ながらも、なかなか行く機会がありません。北関東でも、栃木は東北への途中、群馬は新潟や長野への途中にあるので、幾度も立寄りしましたが、茨城県は、茨城県そのものを目的地にしないと、なかなか行けない。そして日本の都道府県の中で、人気が最下位だという不名誉な番付がありますが、要は、皆さんが「知らない」、「行ったことが無い」ということでしょう。筑波山、鹿島神宮、水戸の偕楽園、大洗海岸、奥久慈、笠間の陶芸品等々、魅力あるスポットは決して少なくないのに。

  最近、伊東園グループの激安宿泊旅行に味をしめた、人生大先輩のGさま達から、また一泊旅行を計画せよとの命令が出たので、私自身がまだ宿泊したことの無い、茨城県の奥久慈(おくくじ)温泉に、6名まで一部屋、夕食時にアルコール飲み放題が付く二食付で、税込総額\21,600(+入湯税ひとり\150)という期間・曜日限定激安パックを予約しました。6人で我が愛車1台で行き、交通費等も皆で折半で。最近流行の日帰りバス旅行よりも安く行けそう。

圏央道開通で一気に直行

  当地、埼玉県南西部の入間からは、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)が常磐道まで直結したことで、一般道を走らず、一気に茨城県に行けるようになりました。高速料金はしっかり取られますが、6人で1台、高速道路に乗ったままという利点はさすがに大きい。昔はウンザリするほど時間のかかる一般道を延々と走ったことを思えば、隔世の感があります。

   こんなルートで入間から大洗まで直行2時間

     
                                 大洗めんたいパークでショッピングし

   
  
     那珂湊(なかみなと)で生岩ガキを食べる(一口では食べられない大きさ)        大賑わいのおさかな市場   

  入間を午前10時に出発。後部座席の大先輩方は、ビール飲みながら、賑やかに盛り上がってます。一般道はほとんど走らず、2時間で約160km離れた大洗(おおあらい)に正午過ぎ到着。ここでは大洗めんたいパークかねふく寄り、辛子明太子を試食して、お土産も買いました。ごはんを食べ過ぎてしまいそうな美味しさです。そこからさらに進むと、賑やかな、那珂湊のおさかな市場。ここでは新鮮な、でっかい生岩ガキをレモンを絞っただけでいただき、リッチな回転寿司のランチを楽しみます。車の運転が無ければ、ちょっと一杯やりたいところ。平日なのに、寺泊と同じくらいの賑やかさです。

 

大子温泉で存分に楽しむ

  再び高速道路に乗り、那珂インターで降り、久慈川(くじがわ)とJR水郡線(すいぐんせん)沿いの国道118号線を北西に約45km進むと、山の中に思いがけない町が現れ、そこが大子町(だいごまち)だった。今宵の宿は、町の中の高台に建つ大子温泉、ホテル奥久慈館。午後4時過ぎにチェックイン。

     
    部屋で先ずは軽く一杯やって         温泉大浴場でリラックス(ホテルHPの画像)     そして飲み放題付バイキングの夕食

  6人一部屋なので、窮屈かも...と思ったが、ふすまで仕切れる次の間付で、応接セットのある窓側の廊下も広い。窓の外は高台の森の中。思ったよりも快適に過ごせそう。ドライバーの私と、ナビ役の番長は、ここで初めてビールをいただきます。

  ここの大子温泉は、泉質がナトリウム‐硫酸塩・塩化物泉。湯ざわりの良い適温の湯が、大きな浴槽にも露天風呂にもあふれています。夕食前と起床後の最低2回は楽しみたいもの。

  伊東園グループのPRになりますが、私はとても気に入ってます。元々は一流の旅館やホテルをフランチャイズにしたので建物や設備は立派ながら、人手を大幅に減らしているので安い、浴衣(自分で選べる)・タオル・洗面・整髪料等のアメニティは完備、温泉入り放題、2食のバイキング付で夕食時はアルコール飲み放題、カラオケルームは他の客と相席ながら無料で、飲食の持込み自由、娯楽室や売店も完備、部屋には金庫や空の冷蔵庫付、正午のチェックアウトまで部屋は自由に使え、従業員は決して入ってこないので気楽。それが今回は特別に、ウソみたい、ひとりたった3,750円なんです(通常は、同じ内容で、ひとり8,600円かかります)。若返って、修学旅行気分(酒を飲む不良学生ですが...)で楽しめます。

  お酒も、カラオケも、おしゃべりも、疲れを知らない、大先輩のGさま達も、大いに喜んでくれた滞在でした。外は雨になりましたが、館内で楽しむ限りは、何の不都合もありません。

名勝、袋田の滝を探訪

  この大子町の最大の名勝といえば、袋田の滝(ふくろだのたき)でしょう。翌朝は朝食前に温泉入浴、朝食後は、部屋でちょっと朝寝して、10:30にホテルをチェックアウト。お酒を飲んだ翌朝、正午まで部屋を使えるのは本当にありがたい。

  ホテルから名勝の袋田の滝は、30分のドライブ。入口でチケットを買い(\300がJAF割引で\250)、地底トンネルをくぐって行きます。私にとっては初めての訪問でしたが、滝というものには特別な期待は持っていなかった。しかし、地中トンネルから、轟音を立てて流れ落ちる滝を真正面に望む展望台に出て、度肝を抜かれました!

   
       すごい迫力だった滝真正面の展望台                           カメラのレンズがしぶきで濡れてしまうほど

  前夜からの雨で、水量が豊富で、轟音と共に物凄い量の水が天から降ってくる。トンネルの中に居ても、しぶきが降ってきて、カメラのレンズを濡らしてしまう。いや、これは本当に凄い。

  さらにトンネルの中のエレベーターで上に上がると、今度は滝を見下ろす高さの展望台に出る。そこもまたまた、素晴らしい絶景が待っていた。

   
     エレベーターでさらに上階に上がると                     滝の全貌が見渡せる展望台

  ここ数年では、全く見たことの無い「絶景」だった。皆さんも、しきりにカメラでパチパチ(と今でも言うのかしらん?)やっている。雨も小止みになり、空も明るくなってきて、心も明るくなります。

    名物、鮎の塩焼きを食べて、帰途につく

  滝の見物後は、トンネルの途中から外に出て、渓流沿いの森の中を駐車場へ歩いて戻る。そして番長オススメの名物、鮎の塩焼きをいただきます(\400)。山の温泉旅館でも時々出る料理ですが、たいがいは冷めている。でも、ここは熱々の焼きたてで、骨までしっかり食べられました。そして美味しかった。

  なんのなんの、茨城県って、なかなか良いところじゃん。海のもの、山のもの、名勝、温泉、また機会を作ってリピーターになりましょう。

  入間への帰りは往路をそのまま戻ります。そして茨城の名物お土産といえば、納豆に水戸の梅菓子。これを途中のSAでショッピング。帰りの車中は、あれ大先輩の皆さん寝ているのかな、と思うほど静かだった。いや、あれだけフルに遊んだら、やっぱり少しは疲れたでしょう。

  この旅行は、個人的お土産等は除き、交通費(燃料・高速代)、二食付き温泉宿泊費、持込み飲食物、2回のランチ、観光地での共通費用、それに私の愛車の整備費用若干を全部含めて、おひとりさま\10,000で、本当に足りました。充実した激安旅行でした。

 

● 探訪した名所の各地案内は、本文中のアンダーライン個所からアクセスできます

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