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Data No. BT-20 |
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19年ぶりにソウルに行きました。今は何かと日韓関係がぎくしゃくしている時期で、私としても、やや緊張し、警戒感を持っての訪問です。でも観光ツアーじゃないんです。長年お世話になっている韓国の取引先から1泊2日の出張扱いで「招待」されたんです。でも、その取引先での打合せと工場見学は、2時間程度で終了し、後は、私とは親子ほども年の差のある、経営陣の若旦那が、いろいろとソウルの街を2日間フルアテンドで案内してくれました。そして、美味しい名物料理を、これでもか!というほど、たくさんご馳走になりました。 韓流ブームで「通」になったオバ様達が大勢いらっしゃるので、私がソウル観光を「知ったげ」になってレポする必要も無いでしょうが、私が味わった名物料理を、自分自身の記録として残しておきたく、ご紹介します。 活気のあるソウルの町(ロッテホテル前で) ソウルの街は、ビックリするほどに、至るところが繁華街で、車でずっと走っていても商店が途切れることが無い。そして人出もすごい。中でもとりわけ賑やかな、明洞(ミョンドン)、南大門、広蔵(カンジャン)、江南(カンナム)なども案内していただきました。
空港から取引先に向かう途中、ランチにいただきました。金ピカ超高層ビルの近くにある、サラリーマン達で大賑わいの店です。赤いスープの辛いものと、あまり辛くない方のどちらが良いかと尋ねられて、辛くないほうが良いと言ったものの、店では圧倒的に辛いほうが人気でした(ちと失敗)。日本で食べる冷し中華よりもずっとキンキンに冷やされていて、さっぱりとして美味しかった。麺はテーブルにおいてある鋏で、ざっくりと切断してからでないと、長過ぎて食べ辛いです。自慢じゃないですが、私はキュウリが食べられないので、こっそりと椀の縁側の陰に残させていただきました。 ホルモン焼 初日の夕食は、ソウル市内のホルモン焼が有名な「良味屋」という店で、取引先の皆さんと6名で大宴会でした。ホルモン(牛大腸)焼きをこれでもか!というほどいただきました。店員のオバサンが、焼け具合を見て、何度も大きな肉を段階的にチョキンチョキンと切って、最後には箸でつまんで食べられる大きさにしてくれます。甘辛のタレで、これはどんどん行けます。日本のホルモン焼きとは具の厚みが全く違いました。お酒は現地のビールに、焼酎を加えて飲むのが主流のようです。現地ビールは、日本のビールに比べると、コクが無く、う〜ん?という味なので、焼酎を足すのは正解かも。テーブルにはキムチ、ナムル、サラダ菜など、減るとどんどん追加してくれます。あ、そういえば早朝の羽田空港でのカレーライス、機内食を含めると、ダイエット中なのに、今日はこれで4食目だ...。 この後、12時前にホテルに案内してもらいましたが、すごく立派な部屋で、夜遅く入って朝まで爆睡しただけなので、超もったいなかった...。
サムゲタン(参鶏湯) (韓国料理の一つで、鶏肉と高麗人参、鹿茸、ファンギ(牙なおぎ)などの漢方ともち米、くるみ、松の実、ニンニクなどを入れて煮込んだ料理である。薬膳料理や補身料理(ポシン料理・滋養食)ともされている。Wikipediaより) 二日目の朝食に「土俗村」という有名な店でいただきました。公式には10時開店だそうですが、開店後は中国や日本のツアー客がどっと押し寄せるので、10時前に入るのがコツだそうです。値段の高いものよりも、日本円で約1,500円位の標準のものが一番のお奨めだそうな。先にキムチや高麗人参酒がサービスされ、しばらく待って運ばれてきた鍋は、ぐつぐつと沸騰している状態。見かけはとんこつラーメンのようなスープの中に、ボリュームのある鶏肉が鎮座し、その中にはぎっしり具が詰まっています。薄味なので、適宜、塩と胡椒を付けて食べると絶品です。朝食とはいえ、ハフハフ言いながら、全部食べるのに30分はかかります。鳥の小骨などを捨てる壺もあります。 食後、若旦那夫婦に、「高麗人参も食べちゃった?」と聞かれ、「はいみんな残さず食べましたよ」と答えたら、「あとで身体が火照るよ!血圧の高い人が、時々ぶっ倒れるんだって」。「え!それ、先に言ってよ...!」2人は高麗人参だけは、しっかり残したらしい。高血圧の薬を飲んでいる私は、青ざめましたが、帰国するまで、なんとか無事でした。 ユッケ・レバ刺し 鍾路 (チョンノ)5街駅近くの広蔵(カンジャン)市場の中には、ユッケの店がずらりと並んだ一角があって、その中の一番の人気店に、昼過ぎに順番待ちをして入りました。札幌で言えば、ラーメン横丁のようなものか。焼酎を飲みながらいただきましたが、私自身は正直のところ、生肉はちょっとニガテ。ガラ空きの隣の店を横目に、行列する店だけに、通の人には絶品の美味しさなんでしょう。ユッケには梨の細切りが混ぜてあって、その甘みとのマッチングは素晴らしい。食べて店を出た後、こっそりと正露丸を服用したら、その臭いで見事に若旦那夫妻に、ばれてしまいました。でも、日本の生活が長い若旦那は、「正露丸、ボクにもちょうだい」って。 麻薬キンパ ・ チヂミ 日本人観光客にはあまり知られていないそうですが、同じ広蔵(カンジャン)市場の中では、野菜(ピクルスのようなもの)の細切りを混ぜたご飯をのり巻きにした「麻薬キンパ」というのが有名なんだそうです。麻薬のように病み付きになるので、その名前がついたそうですが、まあ、日本人の私として、病み付きになるかどうかは別として、なかなか美味しい。小腹が空いたときには、むしゃむしゃ食べてしまいそう。大豆をつぶして焼いたチヂミもおいしそうでしたが、メタボ防止の為、今回は遠慮します。 石焼ビビンバ 二日目の夕方、金浦空港に送っていただき、一人になって、ほっと緊張がとけたところで、小腹が空き、フードコートで石焼ビビンバを食べました。ソウルの物価は東京より高いと思っていたのですが、ここでは生ビール大ジョッキと合わせて10,000ウォン(約1,000円)というリーズナブルさ。出されたビビンバは、すっげえボリューム(日本での1.5倍はありますね)で、あちゃ〜、2時間後に飛行機乗ったら、機内食が出るのに、こんなに食べて大丈夫かいな...。二日連続で一日4食になってしまいます。でも、なんだかんだで、若旦那に至れり尽くせりの待遇をしてもらった後だけに、その感動にホロリときて、19年ぶりのソウルをしみじみと味わいながら、太りたくなければ残せばよいのに、大盛ビビンバをぺろりと平らげた自分が居ました。 帰路のANA機内食。レベル高く、ほっとする美味 韓国の政治家とマスメディアは... 日本で目にし、耳にする韓国からのニュースは、完全に日本を見下した、高圧的な、敵意むき出し、小学生が読んでも論理がむちゃくちゃな言いがかりばかりで、こいつら本当に本気でこんなこと思っているの?バッカじゃねえの?と呆れます。あのオバはん大統領からして、日本批判の告げ口が得意で、アメリカのオバカ大統領でしたっけ?にまで、捏造慰安婦問題で日本の悪口を言わせ、それで支持率を維持している。関係の無い国に慰安婦像を押し付けたり、竹島しかり、日本海の呼称しかり、日本人が嫌韓感情を募らせ、韓国への旅行者が減るのは、当たり前のことです。 しかし、取引先である会社の人達と一緒に賑やかに会食しても、決してそんな国と国の間の軋轢などは話題にもならないし、若旦那に言わせれば、「普通の韓国人は、みんな日本に対して憧れをもっていますよ。日本が嫌いな人なんて多くないですよ」と。そして新婚の日本人奥様はソウル暮らしが半年になるが、「町で暮らしていても、周囲の人が反日感情を持っているなんて、ぜ〜んぜん感じません」と仰る。 これは田原総一朗氏の最近の記事コメント(リンク先削除済)でも、私は納得しました。要はイカレているのは、政治家とマスメディアだけで、ごく普通の韓国人は、もっと賢いものだと信じます。でも、そんな政治家とマスメディアを受け入れている国民はいったいどうなの...?韓国という国全体が日本に対して、コンプレックスと、不当な対抗心を持ち過ぎなんじゃないか。私が自分の半生で接した多くの韓国人は例外なくフレンドリーで情が厚く、愛すべき素晴らしい人達。しかしメディアを通して目にするニュースは悪意に満ちたものばかり。そのギャップをどう理解したら良いのかな...。■ | |
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