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Data No. 223


Data: 
秩父、丸神の滝(まるがみのたき)
 訪問日: 2018年10月30日
 地 域: 埼玉県、小鹿野町(旧両神村)
 標 高: ---   
 天 候: 快晴
 同行者: 旅仲間4人で 


秩父、丸神の滝探訪

日本の滝、百選



日本百名山、両神山の麓の名瀑

  今回訪れた丸神の滝(まるがみのたき)は、私の山バッジ仲間で、
HP「やまびこ通信」を運営されている、当名瀑の地元にお住いの方がお奨めの、「日本の滝百選」の一つに数えられているものです。私の住む土地からは決して遠くないので、もう何年も前から訪れてみたいと思っていたところですが、なかなか実現しませんでした。今回、夏の災害的猛暑も落ち着き、秋の晴天が長続きした一日、急きょ、旅仲間と話がまとまり、さあ行ってみよう!ということになりました。

     
    
目指すはあの百名山、両神山の麓         駐車場からは山道を歩きます         山道は、すっかり秋の色

  現地の行き方や詳細は、私がくどくどレポするよりも、上記の「やまびこ通信」をご覧ください。

  当地、埼玉県入間市からは秩父市を経由して、約2時間のドライブ。百名山、両神山(りょうかみやま)の麓です。晴天に恵まれ、快適な道中でしたが、旧両神村の道の駅を過ぎて、右側の両神山の山懐に進む道は、石灰岩採掘のトラックも多く、そのまた奥は普通車でもすれ違いが出来ない狭い道が続くので、やや緊張しました。

 

足回りだけはしっかりと

  滝探訪の入口には駐車場とトイレもあります。しかし、滝までの道は、距離や時間は短くても、「遊歩道」ではありませんでした。立派な「登山道」です。細かい砂利の急坂が続き、谷側が、すっかり切れ落ちている山の斜面を歩きます。決してタウンシューズで気軽に行こうとは思わず、足回りだけはしっかりと整えてください。日本百名山を一応は全部登り、ベテラン気取りの私でも、本格的な登山道は久し振りなので、若干の怖さを感じるところも多々ありました。

 

素晴らしい名瀑だった

  もう前期(中期?)高齢者の我々ですので、標準コースタイムでは歩きません。若い頃の体力はもう無いので、谷間に転落しないよう、紅葉黄葉の美しい山道を、慎重に歩きました。そして西側コース入口から凡そ30分弱で、滝の下部展望台に到着。一緒に行った皆さんが、思わず息を呑みました。美しい!!美しい!!そして、その美しさが大きい!!

   

  これ、写真では実感できないのですが、この滝は、日光の華厳の滝とか、大量の水が垂直にどっと流れ落ちる、豪壮で迫力満点の「大瀑布」ではなくて、頭上のずっと高いところから、黒い岩肌を滑るように流れ落ちる白糸の滝の集合体と言いますか、「天女の羽衣」といった感じ。三段式で落差は約70メートルとのこと。従って、滝つぼに近い展望台からでも、轟音は無いし、激しい飛沫もかかってこない。静かに見惚れる名瀑です。それまで写真、ポスター、ウェブサイトで見ていたものよりは、印象がずっと違いました。同行の皆さんと一緒に、しばらく見惚れてしまいました。

   滝を囲む山肌も秋色に染まる

  滝の下部展望台から、東口登山口にかけて、滝を見下ろす展望台まで、再び急な山道を登ります。やはり注意が必要な道です。そして、ちょっと下を見下ろすと怖い急斜面の上にに、展望台の東屋がありました。そこで本日のランチ会+コーヒータイム。平日なので貸切です。

    
             滝の全貌を見下ろせる展望台の東屋でランチタイム+コーヒータイム

 

満足して、山の汗は両神温泉で流そう

  展望台からは、ずっと山の急斜面をジグザグに下ります。本当に、この滝の見物には、繰り返しますが、距離と時間は短くても、足回りだけは整えてください。西口から滝を経て、東口まで、元気な人なら約1時間の行程です。逆もしかり。我々はランチ休憩を含み、約2時間で楽しみました。

   両神温泉薬師の湯は、道の駅に併設

  山の汗は、ふもとの道の駅「両神温泉」で流しましょう。紅葉のシーズンですが、平日なので、空いていて快適に汗を流して、帰路の日帰りドライブでした。

 

● 丸神の滝を案内している「やまびこ通信」HP

● 小鹿野町観光案内

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