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Data No. 218


Data: 
浜石岳(はまいしだけ)
 登頂日: 2017年4月4日
 地 域: 静岡市清水区由比
 標 高: 707m   
 天 候: 快晴
 同行者: 単独行 


富士と駿河湾の展望台
 

浜 石 岳

 



大きな富士山に会いたくて

      
              東名道、富士川SAからの富士山(午前9:00過ぎ)

  圏央道が放射状の各高速道につながって、ドライブはとても便利になった。下道を走った頃の半分以下の所要時間で各地に行ける。但し、高速料金はしっかりと取られる(昔の週末にあった「千円高速」が懐かしく、恋しい)。ひとりドライブでの高速代は惜しいが、快晴の予報のある日、思い切って富士山に会いに出かけた。


由比の裏手の山

       
                由比の町から仰ぐ浜石岳

  富士川SAで東名高速道を降り、静岡市清水区、海のすぐ傍にある由比(ゆい)の街から、道標に従って、山道をグングン登ってゆく。舗装されているがヘアピンカーブ連続で、急傾斜の狭い道なので、すれ違いは厳しかろう。かなり登った場所にある草原状の「登山者駐車場」に無事到着。途中で、麓から歩いて登るハイカーもいた。私はもうトシなので、あるものは利用させてもらう。

  駐車場から浜石岳山頂は、約2km。しかし、そこからも舗装道はずっと続いていた。車道を歩いたり、短絡する山道に入ったりしながら、展望の乏しい杉林の登り坂をあえぐ。しばらく「登山」から遠ざかっていたが、心地よい汗をかく。

    
   かなり車で登ったところにある登山者駐車場         こんな道をひたすら歩いていく

  ゆっくりの登りで駐車場から約45分。やがて視界が次第に開けてきて、山頂間近となったところに、なんと車が2台も停まっていた。なあんだ、ほとんど歩かずに登れる山だったのか...。5〜6台は停められそう。



素晴らしい展望の山頂

  山頂はこんもりとした草原だった。お年寄りのいる家族連れがテーブルベンチで気持良さそうにランチを楽しんでいた。その他は女性が2人だけ。山頂直下の車は彼らだったのか。

  うわ〜っと叫びたくなるほどの大展望が待っていた。360度の展望の中で、高潔なまでに純白の富士山の巨大さがひときわ目立つ。眼下には、清水港、そして駿河湾の海原が空との境目が分からないほどに青く光る。今日は快晴だが、下界はやや霞んでいて、左側の伊豆半島はぼやけて見える。回れ右をすると、南アルプスの高峰が白く連なっていた。

  
        浜石岳山頂(707m)にて               眼下には清水港と駿河湾

  
      伊豆半島の天城山が島のよう
            北側には南アルプスの連嶺

  こんなところで、お弁当を広げ、美味しいビールでも飲んだら、最高だろう。お年寄りや子供連れでも、気軽に展望を楽しみに来れる山なのだ。しかし、今日の私としては、片道僅か2kmの山歩きでは、お神酒は持参できず、ペットボトルのお茶だけを飲んで、素晴らしい展望を目に焼き付ける。

     山頂はこんな雰囲気

  この日、帰りの道中でも、雲が増えてきたが、真っ白な富士山の山頂だけはずっと大きく見えていた。本当に高くて、本当に崇高な山だ。由比から富士宮〜鳴沢〜富士吉田〜大月を、久しぶりに会えた富士山の余韻を楽しむべく、高速に乗らず、ずっと下道をゆっくり走った(…本当は高速代が惜しかったから、汗)。■ 

 

行  程
2017年4月4日
入間 7:20 ===(圏央道、東名道)=== 9:20富士川SA === 10:00由比 === 10:15浜石岳登山者駐車場
駐車場10:20 ----- 11:00浜石岳 (707m)11:10 ---- 11:45駐車場帰着 === 12:40
新稲子川温泉入浴 13:30 == 富士宮 == 鳴沢 == 富士吉田 === 大月 === 上野原 === 五日市 === 18:30入間帰着

 

● Wikipediaでの浜石岳紹介
● 静岡市観光情報での浜石岳紹介YouTube動画


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