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Data No. 167

Data: 
登頂日: 2008年3月12日
地域: 神奈川県
標高: 625m
天候: 快晴
登頂時年齢: 54歳
同行者: 単独行

 

湯河原 幕山

梅園、相模湾、温泉


春の一日、ぶらりと湘南へ

  3月12日、水曜日。今日は勤務先が創立記念日で休み。温かい春の空気に誘われて、ぶらりと湯河原の梅林と幕山を訪れる。新宿から小田原まで小田急ロマンスカーに乗って、午前11時頃、湯河原駅に到着。長蛇の列が出来ているバス乗場を敬遠し、幕山公園まで約2キロ半を歩くことを決意。ずっと緩い上り坂で、結構汗をかきます。上着を脱いで、バスやマイカーを尻目に頑張ります。

  
 
  湯河原の町から眺める幕山は、意外とどっしりした貫禄を見せる。それもそのはず、標高625mといえば、高尾山よりも高いのだから。しかも、海辺の町から聳える山だ。約1時間弱で幕山公園、梅林入口に到着。梅の季節は入場料金200円を払う。平日なのに、年配者で大賑わいだ。

     

  梅の花は最盛期を迎え、白に、ピンクに、赤に、園内は桃源郷のよう。幕山の斜面にへばり付くように梅林が広がる。年配者には坂道がちょっときついかな。でも、いまどきの老人は皆元気だ。平日でこんな人出だったら、週末は大変なものだろうな。

   

  梅林の上には岩壁があり、ロッククライマーがよじ登っているのも見える。園内の案内では「岩登り禁止」と書いてあったけどね。人に見てもらいたいのかな。

   

  梅園は途中で終わり、幕山山頂へ通じる登山道になる。冬枯れのままの道をせっせと登って行くと、眼下には相模湾と真鶴半島が見えてくる。肉眼ではもっと良く見えたが、春霞で写真にはきれいに写らない。でも、海が眺められるハイキングなんて、なかなか良いものです。特に埼玉県人には得がたいチャンス。

   

  梅園入口から、凡そ1時間で幕山山頂に到着。老人グループで大賑わい。相模湾の眺めから回れ右すると、熱海峠、箱根峠の明るい山々の景色が広がる。山頂標識の前はひっきりなしに記念撮影をする人が来るのに、我関せずと、どっかりと標識の傍を占領して座り込んでいる無神経な熟年グループ。山頂はだだっ広い平らな広場なのにね。最近はこんな人が増えたなあ。わざとホコリでも立ててやりたくなります。

   

  山頂での憩いは、ビールをグビッ。そして、この地方に来たら是非食べたい名物駅弁でもある「小鯵押寿司」。これ、ボクの大好物なんです。旨いんだな、コレ。陽射し温かな山頂で、相模湾を眺めながら、ゆっくりと楽しみました。

  下山すれば、そこは湯どころ湯河原温泉。汗を流す温泉は不自由しない。梅園入口には「ゆとろ嵯峨沢の湯」の案内所と割引券があります。割引後で940円は、ちと高いけれど、この神奈川県は、だいたいこんな高額料金が多い。二人以上ならば車で迎えにきてくれるんだと。良い天気、良い眺め、きれいな梅、美味しいビール、登頂祝いに免じて、我慢しましょう。のんびり過ごした春の一日でした。■

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