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Data No. 108

 データ:
 登頂日: 1980年10月26日
 標高: 1,364m
 場所: 東京都
 天候: 快晴
 登頂時の年齢: 26歳
 同行者: 単独行

 

奥多摩 川乗山

 



【ニッカズボンを初めて履いて登った山】

  この季節にしては、妙に生暖かい陽気の朝であった。しかし、空は快晴だ。新しく買ったニッカズボンを初めてはいて山に出かける。

  9:15、青梅線川井駅で電車を降りる。そして目指す川乗山へ向けて歩き出す。しかし、ガイドブックに紹介されている私が歩く方角には、誰も歩いていないので、本当に正しい方向へ歩いているのかと心配になった。しかし、やがて「川乗山」と書いてある立て看板を見て、一安心。川乗山へは、もっと簡単に登れる近道があるのだろう。

  舗装道路を約2時間も歩き続け、その訳が判った。あまりに退屈で変化の無い、長い車道歩きなのだ。途中で大きなヘビを見てびびる。やがて舗装道路が終わり、道標に従い狭い登山道に入る。その道は大丹波川に沿った道で、「獅子口小屋」へと導いてくれる。獅子口小屋では、お茶をいただきながら名物のわさび漬けを試食。この小屋近辺の清流ではわさびが栽培されていて、わさび漬けが名物になっている。意外と美味しかったので、一パック購入した。

     秋の色に染まった山頂付近と関東平野

  獅子口小屋から川乗山までは50分程であった。午後1時丁度に山頂に到着した。標高は1,363.7mである。私が予想していた通り、多分もっと近い道から登ってきたであろうハイカー達が大勢居て山頂は賑わっていた。好天に恵まれて、富士山、雲取山などの展望が素晴らしかった。山頂では、辛い登りの末に素晴らしい景色を見られたと、感激しきりの年配者のグループがいた。気持ちの良い山頂で、私もランチタイムをゆっくり一時間ほど楽しんだ。

      
         山頂から奥多摩核心部を望む                               川乗山頂上で

  下りには、鳩ノ巣駅まで1時間半で到達出来るルートを取る。多分、大半の人々は登りにこのルートをとったのであろう。実際、私が下り始めた後からも、このルートを登ってくる人々に沢山会った。そして、鳩ノ巣駅がもう近くなった頃、またヘビに遭遇した。しかし、登りで見たものに比べたらはるかに小さいもので、それほどビクつかずに済んだ。

  午後3:40に鳩ノ巣駅到着。上りの電車は、ハイカー達で超満員。拝島駅まで喧しく、汗臭い人々に悩まされながら何とか我慢。それからも電車を頻繁に乗り換えて東長崎に帰着したが、何だかとても疲れた。ハイキングは出来るならば日曜日を避けよう。土曜日を選んだ方が快適に歩けそうだ。■


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